思考の枠を取り除く

思考の枠を取り除く
30歳以上になって私たちが一番見落としてはいけない重要なことを知っていますか。

それは自分の常識を疑い、それに基づく思考を取り除くことです。これさえできればあなたは一人前のリーダーです。自分が正しいと思っていること、または知っていると信じている常識や前提知識になっている限定条件付きの常識、をです。

これらは日常何でもない言葉の中にいくらでも出てきます。これらの常識や前提条件などの限定条件を自分の固定概念に対して既に知っている正しいであろう仮説の自己の既成概念として自己に限定的だけれどもそれが正しいと信念、潜在的な能力、言葉の定義として自己の思考に枠をつくってしまっているのです。 

知っていると思っている自分の枠を取りのぞくこと(Eliminate)により次々とシャワーのように新しい今まで考えた事もない異次元の思考、シナリオ、デザイン、アイデア、意味が湧いてくるのです。そしてあなたの思考力は一段と上に向かって大きく拡大してらせん状に開いていくのです。

これらは思考発達段階のステップアップで今まで勉強したことを一度整理する段階に入ったのです。リーダーでいえば戦術思考から戦略思考に入る中間です。今迄に学んできた知識や能力を効率良くするためのステップアップなのです。

特に経営者は従業員と違っていろいろなことをすべてにわたって経験したりしてすでに全体から見る目で世の中を渡っています。ですから部下が何かを話した時には自分自身では全体から見たどこの部分を話しているかが分かるのです。逆に部下の方は自分が話しているものが全体像であり、これさえきちんと説明できれば良いと信じているのです。部分最適と全体最適です。具象と抽象の違いです。

この部下と経営者との違いは、経営者は多くの様々な類似した内容も頭の中に入っており部下の話はその中の一つにすぎません。ですから再度きちんと聞く必要があるのです。経営者は部下が話している内容をすぐに全部受け入れるのではなく、その内容を更に細かく砕いて話してもらわないとなりません、これを怠ると部下は全部承知して理解してくれたと思ってしまうし、経営者は部下が話した部分は自分で思っていることの一部にすぎないと勘違いをしてしまうのです。ここがハイコンテクストの抽象化と下の人の理解との違いです。

ここで大切なことは、頭の中を整理することです。新しいことをどんどん詰め込む前に今までの「良いこと/必要なこと」「どうでもよいこと/必要でないこと」の整理をすることを言っているのです。

これらをデータサイエンスという言い方に置き換えることが出来ます。

例を挙げてみましょう。

これが一番良いものです。
 ⇒ どんなふうに、何と比べて良いのですか、絶対値は何か

了解しました。
 ⇒ 何を了解したのか、理解したのか、わかったのか、自分でやるのか、これからやることを知っているのか、

素晴らしいです。
 ⇒ 素晴らしいとは何と比べてか、プロの考え方かそれとも自分を中心とした素晴らしさか、レベルは何を中心としているのか、よく素人がプロに対してそれはすごい、素晴らしいと称賛することがあります、たとえそれがプロにとって失敗していても素人にとっては素晴らしいのです。

私の知っている中では、
 ⇒ あなたは何を知っているのか

業界や自社の常識は、全てが過去の経験則から発生したものです。これからの未来を証明するものでもなければ確定するものでもないのです。

また、本来、前提となる条件も、刻一刻とダイナミックに変化するものです。

これらに囚われていると、新たな発想の妨げになります。特に2018年の第4次産業革命はこれまでの常識を覆すものばかりです。あなたはそれに気がついていましたか。そしてあなたの常識が何であるか、何を取り除かなければいけないか考えた事がありますか。これらの思考方法を考えさせることがエグゼクティブコーチなのです。

企業経営は、こうした固定観念・既成概念を疑うことで、思考を飛躍させ新しいシナリオ、デザイン思考に入ることができます。

このような固定観念・既成概念を打ち破る質問を次々とすることができたり、相手の人が話していることが何を話しているのかの全体整理が簡単にできるようになるのです。

エグゼクティブコーチがなぜ素晴らしいかというと、このような話し方を知っているのでいつも自然と整理をするための質問をしているのです。あなたにもすぐに出来ることです。ただ訓練が必要なのです。自分にとってまず出来るようにならなければなりません。自分で感じること、実行できることが必要です。

TOP