嫌な思いをさせる話し方

話し方
人の気持ちを削ぐような話し方、嫌な思いをさせる話し方をあなたはしていませんか。あなたは人の話をさえぎり、腰をおらせ、雰囲気を台無しにし、詳細にこだわるキラーフレーズを吐き散らしているかもしれません。重箱の隅をつつく「なぜなぜどうして君」です。

情報収集家、知識収集家。あなたに無駄な時間を使わせる人たちです。一番多いのは自分が一番知っているのだという自慢をする人です。高飛車な話し方をし、自分が納得できる答えが聴きだせないと、どんどんと突っ込んできてまるで尋問されているみたいになります

エグゼクティブコーチングの研修やセミナーをしているときに、突っ込みの質問、重箱の隅をつつく本質からズレている質問や、命令されることがよくあります。「なんでそうなのですか」、「その質問の必要性は」、「聴いた後にどのような結果が出ればよいのですか」、「ここで聞く意味は何ですか」等々。答えを先に教えてください、です。そのような質問や詰問をする人は、いつものように質問をし、自分の意見を述べているだけと思っているのです。または自分の思っている方法と同じでない場合に聞きただすことが99.9%なのです。それは何のためにそうするのでしょう。

あなたはもしかしたら価値ある会話を遮断するキラーフレーズを無意識のうちに連発しているリーダーかもしれません。特にマネージャーに多く見られます。リーダー以上のオープンな話し方をする人にはあまりいませんが、戦術的にいつも細かい回答を求められている人に多く見られます。それは戦略的な話し方に移る前段階なのです。

全てが上手くいっている話の中で、またはトレーニングの中で、もしかしたら皆の話の腰を折るような質問を相手に平気でしたり、知らないうちに命令したりしていませんか。または自分の知っている限られた信念により、自分が知らないことを教えてくれているにもかかわらず私の知っていることが一番正しいのだと言わんばかりの主張型話し方をしていませんか。

会話の流れを途中で止めたり、全体の話をしているときに突如重箱の隅をつつくような質問をしたり、そのこととは全く関係のない質問をする人のことです。それらの人を人の話の流れをせき止める人、コミュニケーションストッパーと言うのです。

このような人は、大学を出たばかりの人やセミナーなどで新しく知識を得た人などに多く、あたかも自分の方が物事を知っているかのように話すのです。知識が先に出る人たちです。

問題はその人はそのことを自分で経験したり実行したりして得た内容ではないと言うことです。偉そうに言う人が実際にその言ったことを自分で行動するかということではなく、自分の論理性の中での確認の話なのです。

知識の習得にはInstinctとExtrinsicとIntrovertがあります。自分で実際に経験して本当に自分のものとなっていることを話す場合をIntrinsic、他人から聞いたことの内容に賛同し、そのことを自分の意見のことのように話す場合をExtrinsicというのです。そして他人から聞いたことなのだけれども何度も人に話しているうちに、自分の心でとことん潜在意識に入って自分のものになったことをIntrovertというのです。

テレビで得た知識をその日のうちに話題として皆に話したがる人が大勢います。同様に本を読んで得た知識をあたかも自分がその経験をしてきたかのような価値観をもって話す人が居ます。MBAでビジネスマネージメントを勉強してきた人、コンサルタントもまた然りです。

研究者たちは自身の専門分野の研究をして自分で新しい発見をするなどして論文を書くのですがそれらの科学的な内容でさえも次々と陳腐化しているのです。ですからそれらの古い内容を批判して覆すことを論文化して認められることも多いのです。

ところがエグゼクティブコーチは全く違うのです。それらの書かれた本、論文、白書、自分の経験を比喩化して相手に気づきを与え、クライエントや生徒がその論文や意見、経験などから類推し、応用するためにそれらを参考にしてもらうことが仕事なのです。

コンサルタントはフレームの提供です。過去に事実として成功した例やケースに則って新しいプロセスを提供しているのです。さもなければ全てが想像、シナリオ、仮説の比喩なのです。

自分が話していることが相手の話の腰を折るような事であったならば、それはとても唐突なことで、自分が無知であり、相手に失礼なことなのですが、それがわからないのです。それらをなくすようにするのが礼儀であり、倫理でもあるのです。

キラーフレーズとは相手に失礼なことをいう事でもあり、または時には皮肉でもあるのです。イギリス紳士の間ではワザと皮肉っぽく話して相手の知識を試す場合が多くあります。諷刺画等にも良く批判として書かれていますがあれはわかっていて一般聴衆に気づきを与える為であって普段のキラーフレーズとはちょっと目的が違います。

このような間違いがないようにするためにコミュニケーションの統一が必要なのです。そのためにVIP, CXOとの会話には自分等だけの話法の他にProtocol(儀典)があり、話し方にもきちんとしたマナーと礼儀が求められるのです。

あなたの話し方はどうですか。親切ですか。相手を常に尊敬していますか。そしてあなた自身が尊敬されていますか。

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