思考から起業へ

前回の思考の続きからはじめましょう。

→(関連記事)思考の変容1

チームメンバーの言葉の衝突:コリジョン

脳(Brain)の神経細胞をスパークさせ、 新しいシンクロニシティーを起こさせるのです。論理的なストーリーをわざと壊すのです。

思考を拡大させるためには、論理的ではない言葉を書き出してみたり、自分とは違う性格、コンピタンスなどを持った人と話すことなどがあります。

特に未来志向で、漠然としたことに対してもオープンで平気に話ができる人が必要です。人は過去の自分の成功が脳に焼き付き、そこに固着しがちです。あらたに関連的なことがひらめいたり、旅行などの日常とはかけ離れた環境の中で頭の中に新しいひらめきがよぎった時にそれをしっかりとキャッチできるように何度も繰り返して訓練することが必要です。

その繰り返しの訓練の結果、無意識に潜在化するのです。自分よりも想像力/創造力の高い人と話したり、協働したりすることでたくさんのアイデアが出るのです。

データを数多く読むのではなく、情報を整理することが必要です。そしてその情報を無造作に関連付ける思考法もあります。

いずれにしても自分の中での一時的に思考の興奮、混乱状態をおこさせなければなりません。混沌(Chaos)状態にするのです。

シナリオDesign、Design分析、Data分析などもできるとよいでしょう。

AIの分析、解析方法を人間の脳のシナプス側からReverse Engineeringできればもっと簡単で最高ですね。

思考の繰り返し(Recurrent) のプロセスを何度もやり返すことも一つの方法です。

シナプスとニューロンの仕組みがわかればもっといろいろなことがわかるようになるでしょう。それもそんなに遠い未来ではないはずです。脳科学、心理学等を勉強しましょう。脳とこころの解明です。

思考ができるようになったら、次は資金集めです。

もし自分、あるいはどこかのグループで、新しいこと、新しいもの、新しいシステムなどが考えられてそれが商品化できると思ったら、それらのアイデアを人がはっきりと理解できるように具体的にすることが重要です。

全く新しいことではなくても、従来の会社の仕事の中からヒントを得て、今まで見えなかった内容を具現化することでもよいのです。新しく出てきたアイデアをSCAMPER(思考法Tool)でチェックしましょう。ひらめきでもよいですし、拡張、増幅でもいいのです。具現化したもの/ことが本当にヒットすると思う賛同者が集まればよいのです。

アイデアの次は資金集めです。新しい事業を起こすには、3つの投資が必要です。「人・もの・金」です。そのための資金集めの最も簡単な方法を3つお教えします。詳細についてはこのブログを読んだあとに、より詳しく調べたり、皆で考えたりして自分で作り上げてください。

1.IPO または 起業するための資金集め

会社登記のための資本金集めです。今は簡単に会社を設立できます。登記でさえもWEBから自分でできます。登記が済めばあとは初期の設立資金、運転資金集めをすればよいのです。

2.クラウドファンディングでの資金集め

クラウド上で一般の人たちから、広く資金を集める方法です。これらもいろいろな団体がサポートしてくれていますので自分でやらなくても良いのですが、ある程度の費用が掛かるのと、大勢の人が株主になります。

3.ブロックチェイン・ ICO(Initial Coin Offering)での資金集め

このように資金集めは従来に比べてとても簡単になったといっても、大切なことは、資金を求めている自分の技術、仕組み、サービスの内容がきちんとしていることです。虚偽の内容は絶対いけません、あとで大きな社会問題になります。

ここをしっかりと作らなければどんな企業を作ろうとも失敗に終わります。 5年以上存続できる会社が当初の10%、10年以上存続するのはその10%の中のさらに5%未満となっている原因はここにあります。

基本的には今まで誰もやったことのないビジネスデザインであること、製品/サービスを確実に市場に出し、確実に利用してもらうために第三者の応援があること(自己満足ではない)、IP特許やノウハウがあること、最新の技術を取り込んで考えたアプリケーション/サービスであることが求められます。

そういう視点では、AIという概念は新しいアプリケーションを生み出す最高のチャンスなのです。そのため、AIを本当に理解しているコーチ、コンサルタント、アドヴァイザーにつくことが必要です。これらの技術を学ぶのではありません。

技術オタクはビジネスモデルやアプリケーションには全く素人で、自身の左脳の中でのチェック、自分を満足するアルゴリズムに特化しているので、技術のための会社を求めており、このような人は一般にいわれているビジネスモデルで事業をしているのではないのです。

大学理工学部、コンピューター企業が開発しているのはこれから必要とされる汎用AIのための技術やその周辺技術であり、今の企業の延長にはありません。それよりももっと大切なことは起業するためのマネジメント、人間の労働をもっと効率よくするための仕組み、コストダウンのために人間に代わって労働するロボットなどが必要なのです。

また人間の寿命が長くなってきたので出生率は減っても全体では人口の変動はほとんど変わりません。生き方のキャリア、人生観が変わってきたのです。そのあたりに多くのビジネスチャンスが次々と出てくるのです。

起業に関して今回お話した内容をまとめると…

  1. 起業するためのビジネスモデルの信ぴょう性
  2. 信用問題・倫理 ガバナンス お互いの信用度を理解すること
  3. フィンテックを十分に理解して利用すること

思考を駆使して、チャンスを求め、他の人に打ち勝っていかねばならない時代です。

杉井 要一郎

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