DX(デジタルトランスフォーメーション)に備える~未来戦略~

あなたの会社は2025年のDX(デジタルトランスフォーメーション)に向けてどのような経営戦略を持っていますか。会社の未来戦略が早急に必要です。

デジタルトランスフォーメーション

2019年、世界のビジネスモデルは日々変化しています。しかし日本は平和な国であったがゆえに急速に進んでいるグローバリゼーションから大きく遅れてしまったのです。ビジネスもゆでガエル状態です。未来に挑戦しなければ生き残れない時代に、政治も経済もグローバルの波にもまれるだけで変化に対応できるようにはなっていないのです。

さらにDXデジタルトランスフォーメーションによって金融、経済、商業、インフラストラクチャーまでもが変化して、自分がしっかりしないと完全に取り残されてしまうという時代なのです。

30年前までの日本はグローバルにおいて経済のフロントランナーでいました。しかし今では日本の後方を走っていた国々が次々と日本を追い越そうとしています。日本と肩を並べ新しいことを取り入れてから抜き去ろうとしているのです。

日本企業の99%の経営陣は何をもとにして未来戦略を立てているのでしょう。わかりますか?過去の成功例をもとにその延長拡大を図ることをもとにしているのです。

しかし実際はすでに中国に抜かれ、さらにはインド、ドイツに抜かれてしまうでしょう。中国、インド、ドイツなどは簡単に従来の文化を捨て新しい文化を取り込む経営をしているからです。ドイツは移民を受け入れ、ものすごい勢いで人口が増えてきています。

これらの国々の企業は未来戦略を立てるための分析をIT/DXにより行っています。システムを使うことで、今までのものが一番良いという価値観、Limited Beliefを持つこともなく、常に新しいもの/新しいことに取り換えられるということを知っているからです。

現在に基準を置いていて、これらをもっと良くしようという改善を得意技としてきた日本とはマインドが違うのです。全く新しい思考の世界なのです。世界は如何に最先端の技術を取り入れるかという岐路に立っているのです。 

日本のリーダーは、この先日本経済の繁栄の最適化をどこに置くかがわかっておらず、ますますローカライズされて、殻の中に籠っていることが安全で幸せだと思っているのです。安保共闘を知らない人たちがバブルの余波で過ごしているのです。

逆に70歳以上の人達の方が、その頃の苦しみを知っていて今でも国をどうしたらよいかを考えています。個人でも家族でもなく会社でもなく国のことを真剣に考えているのです。

昔と違うということを理解し、新しい国にする目的を考えても、それに若者がついてきてくれないのです。しかし考えるだけでは何事も結果を出せるわけがないのです。

世の中ではAIが人間の働き方、生き方、教育、社会など全ての価値観を変えてきています。技術の発達は人間の寿命、DNAさえも変えてきているのです。それに対応する方法はまだ十分考えられていません。

例えばそれが将来の人生の在り方を考えている場合は、現在の状況をまだ未開発、ゼロとするところから始めなければなりません。今まで通りが一番良いと思い込んでいる人にとってはこのように考えること自体が難しいことです。

戦略思考をしないで今あるフィット&ギャップに考えが集中してしまい、今持っているものよりも良いものを捜し、変容という考えが全く出てこないような頭になっているのです。

変革ではなく変容です。それがDX(トランスフォーメーション)思考です。別の世界へのLeap(飛翔)です。

これからどのようにすればよいのか。人間にとって何をどのように変えなければならないかの新しい考え方を見つけなければならないのです。今までの延長ではない思考法を見つけることが大切なのです。

農耕から、商業、そして工業と何千年もかけて人類はゆっくりと進化発展してきましたが、これからの20年は世の中の変化がより早くなり、これまで100年以上かかっていた変化がその速度を加速度的に早めていきます。

思考を使わずに知識だけに頼って物事をとらえていること、Limited Beliefに気がついていないこと、思考の訓練をしていないこと、日本の社会がモノを生産する農業と工業に力点を置いていること、どの国でもそのような状態から脱却しているのに日本だけがまだそこから脱却できていないことなどが問題なのです。

世界のどこでも、いつでも、誰でもモノを作れるようになっているのです。それが早いか遅いか、品質がよいかどうかは別として。

ではどのようにして新しい思考に入ることができるのでしょう。

皆さんは思考を高めるトレーニングよりも知識向上、Capability向上の勉強を優先し、理解することの快感と自分が成長していると感じられる満足感に浸っているのです。これは今までの価値観が根底にあるからです。IT知識や技術よりも分析力を上げるというような別の観点からの方法を考えなければならないのです。それは新しいコト/モノのビジネスモデルを創造する思考です。

今はより本質的な脳の変容を訓練していかなければならないのです。ほんの少しの人達が小学生、中学生を相手にこの思考力の向上を訓練しようとしているのです。若い時からの一番大切な創造力育成です。

IT機器やAIも効率の向上のためにいろいろと使われていますが、Non Super Vised Learning 非教師理論での思考力向上のための利用には至っていません。それはまず Non Super Vised Learning 非教師理論のためのビッグデータが集まっていないのです。しかし過去のデータ収集は時間の問題です。それは実在しているからです。

IT機器やAIはDataが無ければ結論が出せませんが、人間はそこまでのDataがなくても分析できるように思考力をあげるようにしていかなければならないのです。矛盾した論理のコリジョン衝突を起こさせるのが人間の役目になって来たのです。

そこで戦略経営思考が必要なのです。戦略経営は過去の延長上に新しいことや今より良いことがあると考え、過去よりも良くするという変革ではなく、全く異なった、別の場所や位置にワープするような方法を考えられるような方法を考えることが必要なのです。それが本当の新しい方向性、戦略なのです。

あなたは人間として本当に思考の本質を読み取っていますか。さもないと必然的にあなたが知っている限られた現実世界の中での戦略になります。戦術はその戦略が出来たうえでの詳細事項で次元がまったく違うものです。

この大変革の時代に新しいことだけが良いことではありません。過去の歴史、経験も大切です。論理だけをきちんと追いかけても本当の自分の物になるには、それらを実行して失敗する経験が必要です。失敗をしてこそ本当の成功が見えるのです。

日本人はこれが苦手で、自分が経験したこともなく実際に失敗もしたこともないのに、最初からそれは良いとか、悪いとかの論理性だけでものをいう人、他の人が話したこと、本で読んだことがほとんどです。

知識は必要ですが過去の遺物です。本当に必要な思考法を考えるということは、自分が考えぬくことが出来るか、その意志の強さでもあるのです。これが新しい思考の門戸を叩くことになります。本当に過去の知識に頼らない白紙の状態になること、自分の限られた信念を取り除いて新しいことを取り入れることができるようになりましょう。

そのためには今の自分が持っている必要のない、取り除くべき思考やモノのあり方、未来への挑戦の仕方が何かを見つけることが必要です。見つからなくても白紙になれれば良いのです。まずは取り去るものを見つけ、それを取り去ることです。取り去ることが出来るような思考力、マインドコントロールが必要なのです。この言葉を是非ともアファームできるようになってください。

全てのシステムがデジタル化してきた今日、デジタルの概念が判らないと会社の経営はできません。なぜなら競合他社も導入しているからです。人間の思考が及ばないような連結力、分析力、創造力をマスターしなければならないからです。

一昔以前に自分の会社にITはまだ必要ないと大きな口をきいていた経営者は坂道を転げ落ち、Death Valleyに転がっているのです。ちょうどトルネードに巻き込まれてその渦から落ちていくのと同じです。

思考の変容とは、古いことを取り除くことの難しさを実感することです。 

さあ皆さんで考え自分の考え方の何が古いかを見つけて実行しましょう。

杉井 要一郎

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