エグゼクティブコーチング の本質(2)

  • エグゼクティブ/経営コーチがつくとどのようなことが身につくのか。
  • 実際に得られるメリットや変化はどのようなものか。
  • エグゼクティブ・コーチ資格取得のための養成講座と何が違うのか。

このような質問はROI(投資利益率)を知りたい、自分の考えを確固たるものにする論理的な回答を得たいがために出されるのです。「そんなことはあたり前、誰にでもできることだ」と思う限られた思考を持つ人の質問です。「なぜ人はいろいろな言語を必要とするのか、一つにすればよいのだ」という思考と同じで、それに対して答える必要は全くないのです。時間の無駄です。

エグゼクティブコーチング の本質(2)

ではエグゼクティブはなぜエグゼクティブ・コーチを依頼するのか。経営者の目的は自分の価値観を持って会社を継続的に成功させることです。そのために未来戦略を立て、人に相談できないことや思っていることを整理することが大切なのです。その相談や整理をする際にコーチが役立つのです。さらに自分以外の人達によい影響を与える影響者、インフルエンサーになることも経営者には求められます。このような時にも、いろいろな人の相談相手になり、気づきやInsightをサポートする経験豊かな人(コーチ)が求められます。

  1. あなた自身がエグゼクティブコーチングを受けるとしたら、その目的は何ですか? 人生が100歳以上になると言われている今、自分が何をしなければいけないかを現実的に考えていますか? そして100歳まであなたは経営者として継続し続けなければいけません。努力の上にもさらに努力が必要です。
  2. もしあなたが経営者ならば何を、どのようにコーチングしてもらいたいですか? 経営者とは何か真剣に考えていますか。まずは「自分とは何か」を本気で集中して考え抜くことが必要です。
  3. エグゼクティブ・コーチはどのようなことをあなたと一緒に話し、あなたの知らない未来のことをどうやって気づかせてくれますか? 人間は常に未来に向かって生き、挑戦しています。グローバル経営も常に新しいことに向かっての挑戦です。人生はそのために考える力をつけなければなりません。それにはあなた自身の現在の心の中を知らなければなりません。それをして初めてきちんとした行動に移ることができるのです。
  4. どんな人とOne on oneコーチングをしていますか? コーチングを受けている人はどんな業界のどんな人ですか。その人は報酬、見返りのためにROIを管理することだけが経営者であると思っていませんか。多くの人は思考が過去にとらわれてそこから抜け出せずに、拡張性を求めたり、新しい価値観を模索したりせずに、社会のビジョン構築をしていないのです。 そのような人を成長させてくれる人がエグゼクティブ・コーチなのです。
  5. 思考が刹那的で欲にとらわれ、そこから離れて考えることができなくなっていませんか? 思い付きで話し、自己満足していませんか。
  6. 自分が知らないことはどんなことですか? それを知るためには今の自分をしっかりと見据えなくてはなりません。
  7. グローバルの世の中で、何を学べばよいのか、それを学ぶためには何を自分の構成要素とするかを考えたことがありますか? ICT時代、欲しいもの/欲しいことはビッグデータにあります。それらを探す手立てを考えましょう。
  8. これだけは学ばなければならないもの/ことは何ですか? ITリテラシー、脳と心、それを超越するための思考力など色々あるでしょう。そして未来。指数関数的発展の中で自分をしっかりと認識する起点と定点を決めるためのバランス感覚を養いましょう。
  9. 人事部は社長が何たるかを知りません。ですからレベルが低いコーチを採用し、その結果として知識の習得が目的となってしまいます。そして気づきよりも結果に満足してもらうようなコーチを依頼するのです。社長は経営に集中するために部下にやってほしいことなどを直観的に見定められるようになることが重要で、そうなることを周囲の人たちが邪魔をしないでほしいのです。
  10. 人を育てるには、スーパービジョン、思考のコリジョン、未知への挑戦、行動規範が必要です。これらを実際の行動指標に落としていくためにもエグゼクティブ・コーチが必要なのです。

まだまだエグゼクティブ・コーチがすることはたくさんあります。皆さんがエグゼクティブ・コーチだとしたら何をしますか。

杉井 要一郎

TOP