責任をとるということ

すべての責任を自分でとれますか。

人は1日に3万から5万回決断をしているのです。一日の始まり、朝何時に起きて歯をみがき、顔を洗って・・・・・という行動すべてにおいて決断をしているのです。

このような決断と行動によって結果が出ます。特に経営における決断は経営者が状況判断をして行動に移していくのです。

責任をとるということ

今の自分の立ち位置の認識から最終決断まで、この間にどのくらいの決断が意識的になされているでしょう。この間の決断のほとんどは無意識の直観的な判断(過去の潜在意識上の知識と能力、経験)です。

その判断の基となっているのは、同様の条件や環境の中で同じような決断を繰り返してきたその反復回数、経験度合い、あるいはこれまでの成功体験からくる無意識の欲求行動などの自己責任に対する肯定的な習慣です。

 

問題は過去の延長にすべての未来があると言えないことです。後悔しないためには、事前に学習して準備を怠らないようにしなければなりません。

学習といっても誰も経験したことがないことを学ぶのですから、人に聞くことも本で調べるわけにもいかないのです。ですから自分の未来的、仮説的思考力を幅広く高めるしかないのです。

 

それには自分の今置かれている状況を判断する力と未来に向けての洞察力を上げなければなりません。それらを育てるために若いうちからシナリオ想像力、デザイン思考で思考回路を潜在的に作り、強く育成し、創造性の世界に入る回路を多く造り上げることが必要です。

 

「少年よ、大志を抱け!」は札幌農学校のクラーク博士が学生に残した言葉です。今では当たり前ですがそのころの学問の在り方から見て素晴らしい教育です。

人に志を抱かせると簡単に言いますが、志を自分が知っている/持っている環境では語ることができますが、来るべき未来に対して大きな目的、ゴールを持たせるということは非常に大切です。いろいろな世界観と未来観をもって勉強させることが必要です。

 

人生は多くの人に影響を及ぼしますが、経営はビジネスモデルの創造ですから特別な分野に限られます。しかし、特別な分野でも一般の分野でも必要なのはその専門性であって両方が衝突を起こして全く別のものを創造することもあるのです。

 

若い人たちに今から自分の未来に責任を持ち、人々のために何をすべきかを勉強させることが、エグゼクティブ、経営者など、能力アップや教育する人たちの責任です。

責任を持って決断 × 行動 × やり抜く責任

責任を持って決断 × 行動 × やり抜く責任

人徳は器が大きくないと持てません。そのために若いころから世界のありとあらゆる環境へ自由に挑戦させることが必要でしょう。いつでも自由にリソースにアクセスできる環境を作っておきましょう。そうすることで世界の動き、全体の波がどのように形成され、どこに向かっていくか見ることができ、自分の取るべき道に対する責任が明確になるのです。

 

決断をしました。そして責任をもって行動を開始しました。ではあとに残るものは何ですか?それはその行動に責任をもって結果が出るまでやり遂げることです。

それが決断と行動のコリジョンによる責任の取り方なのです。その重なりが人徳となるのです。

杉井 要一郎

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