自分のコックピット/ダッシュボードを作ろう(AIによる計器)

コックピットとは飛行機の操縦席です。そこには航法装置や通信装置、エンジン制御などのその時々の状態がディスプレイに表示され、操縦士はこれらを確認しながら安全、快適、効率的に目的地に到着できるようにしています。これと同じで、自分があたかも航空機の操縦席にいるかのように、経営状況や自分自身の状態/変化を示しているデータを収集・把握し、分析して、自分のゴールに到達するための意思決定や判断が迅速にできるようにすることが大切です。

コックピット

目標に向けて、今の状況を把握し、この状況をどうしていけばよいのかを必要に応じて設定するのです。
工場でも同様に、このようなコックピット経営により今の生産ラインがどのようになっているかを現場に行かなくてもスマートフォンで確認することができるのです。

世の中、データ分析の時代です。分析ツールを使えば自動的に必要なことを分析して、現在のあなたの状況、会社の状況、工場の状況、地域にいる人たちの状況を即座に示して、診断までしてくれるのです。文章、画像、言葉、環境、文化、能力などの情報データが投入され、特に保守サービスに関しては過去の経験、条件、結果からそれらをどのようにすればよいかまでがデータ化されているので診断があっという間になされるのです。

未来のロードマップ

では未来に関してはどうでしょう。未来への過程または何ができるかのロードマップがあるものは推測で物事を判断することができるので、Case Studyと同じように計画からの想定で予定表はできるのです。

では過去に一度も経験がないようなものに関してはどのようにすればよいのでしょう。
宝くじをあてるにはどうすればよいのでしょうか。
来年の景気はどのようになりますか。
明日の株価はどのように変化しますか。
明日のパーティーで自分に一番似合う服はどのような色/型がよいでしょうか。

これらを考えるとき想定はできても答えは一つではないのです。ですからその時々の気分やその他の条件などを考え併せて自分でその答えを作ることしかできないのです。

現在はAIがそれらを考えてくれるようになりました。そのためには膨大なデータが必要です。そのデータを分析ツールが何百万回もの試行錯誤を繰り返して推定値を算出するのです。しかしそれもまだまだ初歩の段階です。
これからは人間が考えたこともないような未来へのSDGsを自動的にAIが作り出すような時代です。

AIが意志判断や決断をするようになるにはまだまだ時間がかかるでしょう。それができるようになったとき、人間はシンギュラリティーの世界に入るわけです。

ではその時の人間はどのようになっているのかをAIが全て考えられるでしょうか。このような仮説を考えるシナリオができるようになって初めて未来のロードマップができるのです。

あなたは今どのくらいのロードマップを作っていますか。何もしていなくても自分の知らない世界に環境が連れて行ってくれるかもしれません。でもその時にそれらを受け止めて実行できる環境を作っておかなければなりません。

そこには人間の神秘的な心、脳、そしてスピリチュアルという領域が現れてくるのでしょう。哲学そして形而上学です。でもそんな難しいことを論じる必要はありません。自動解析ツールにより、いくつもの推定値を示してくれるのです。

杉井 要一郎

TOP