2021/08/05
ニューノーマルの時代
真のリーダーになるためのコツ
これまで多くの企業で、社員はリーダーである社長のカリスマ的な言動に、深い尊敬の念を持って従ってきました。
そして、それにより会社は成功し、実績と文化が作られてきました。
しかし、ICT(情報通信技術)の時代になり、AIを否が応でも取り入れなくてはならない昨今、新しい自由な関係性のリーダーシップが世界中で取り入れられてくるようになりました。
カリスマ性を高めるための習慣とは
ポストコロナのニューノーマルの時代に、トップリーダーとして更にカリスマ的でありたいと願うのも重要なことです。
もしそれが会社の発展に寄与するならば、です。
トップリーダーが、このコロナ禍の中で、従来の経営方法で神経をすり減らした結果、周囲の人たちに自分たち自身で考え、逆にリーダーに対してアイデアを出すように変化を促したい。
そして同時に、周りの人々から素晴らしいリーダーと認められたいと願うのならば、周囲の人たちに最高のモチベーションを与えるようにすることです。
それがさらに上のカリスマ・リーダーになるための方法なのです。これは新しいポストコロナのニューノーマル時代のリーダーシップなので、トップリーダーに限ったことではありません。
今まではリーダーについていく、リーダーに相談するという文化だったのが、突然リーダーに何でも話すようにと言っても、リーダー自身思考や習慣がそのようにできていません。
ではどうすれば良いのでしょう。簡単です。
リーダーが自分で話すことをやめればよいのです。
自分の意見を言ったり、こうしろ、ああしろと言ったりするのを一切やめればよいのです。
一見簡単にできそうですが、実際にはそう簡単にはできません。潜在意識、習慣、文化を変えることは難しいのです。
そのためのタッピングです。この3つを覚えてください。
I) 私は、俺は、自分は、という言葉を禁句にする。使わない。そのために自分の親指を禁句の約束にする。
II) 聞き手に徹する。時間があれば相手に80%話させて、自分は20%にする。そのために自分の人差し指を自分は話さないという約束の指にする。
III) 聞き手に徹するために、本当に新しいアイデアを聴くために、具体的な質問をする。そのために自分の中指を、自分は肯定的な質問、具体的な質問をするという約束の指にする。
カリスマ・リーダーは本当に自分の話はしません。従業員の問題、創造的アイデア、質問を聴くほうが生産性ははるかに上がります。
常に、あなたはどう思うか、を聴くのです。例えば、“自分は”を“あなたは”に変えれば、自分の話はできなくなります。
そして、抽象的な質問をすればよいのです。
例えば、“あなたのこれからやりたいこと、夢は何ですか”というような質問です。
質問を具体的に聴くというのはパワー質問ですから、具体的に組織の問題で何か変わったことはありますか、と聴くことでもよいのです。
これからのリーダーは、周囲の人や他の人たちにモチベーションを与え、肯定的な思考をさせて、アイデアを出してもらうようにしなければなりません。
他の人たちにもっと素晴らしい気分になってもらいたいのならば、あなたは自分自身よりも、その人たちについてもっと具体的に話すべきです。
このように、リーダーのカリスマ性を高めるための習慣は「私」、「俺」、「自分」という言葉を大幅に減らして話すのです。
失敗を恐れずに実行してください。
自分自身が慣れるまでには、少し時間がかかります。ましてや相手を習慣づけるには、もっと時間と手間がかかります。
しかし、結果として自分に対するカリスマ性が非常に良くなる可能性が出てくるのです。
さあ、後は実行するのみです。自分の指を忘れないように。